子供英会話をより効果的にする思考法
子供英会話とは「お話すること」
小学校からの英語教育が必須となることで焦っている親御さんも少なくないはず。子供英会話の効果を探ってみましょう。 子供はしっかりした勉強をしなくても、耳から入った言葉を自然に覚えてしまいますよね。赤ちゃんが喋れるようになっていくことに体系的な勉強は必要ありません。乳児や幼児が言語を自然に吸収していく時期にはいろんな学説がありますが、大人になってから英語を「勉強」という形で詰め込むことの困難さは大人が身をもって知っている事実ですね。
子供英会話の効果が高いのは、英語に関する苦手意識やコンプレックスを抱える前に「英語がそこにある」環境になるからです。子供英会話はお勉強ではなくお話、コミュニケーションなので効果が期待できます。
子供英会話レッスンで期待できる効果
子供英会話レッスンには、以下のようなさまざまな効果が期待できます。
1. 英語に対してコンプレックスがなくなる。英語は楽しいことだと思うようになる。
2. 発音が良くなる。3. 英語ボキャブラリーが多くなる。
4. よく使われる構文やあいさつはすでに身についている。
5. 英語は楽しいことだと思っているので学校の宿題やレッスン、授業に積極的になる。
子供の時に英会話をしっかりやっておくと、小学校、中学校、高校、大学と進んでいくごとにメリットが現れます。ですから子供英会話レッスンを受けている最中からネイティブ並みにペラペラ話すことができなくても気にすることはありません。子供英会話は、あとになるほど効果が大きく見えてくるのです。
子供英会話レッスンでは身につかないことも……
先にお伝えしたように、子供英会話レッスンにはさまざまなメリットがあります。でも、子供英会話レッスンだけで完璧に英語を身につけることができるわけではないということは知っておくべきです。
まず、週に1回くらいの英会話レッスンではネイティブ並に英語を喋れるようにはなりません。また、英語の基本的な構文やボキャブラリーは増えますが自分で複雑な英文を組み立てられるというところまでにはなれません。力を付けるためにはもっと英語に触れている時間が必要になります。
文法や文章構造など、英語のルールに関する部分は、まだ論理的思考力がついていない子供にとっては難しいものです。こうした部分については、子供英会話レッスンで無理に身につけさせようとせず、いずれ学校で英語の授業を受ける時になってから学んでいけば良いという考え方が大切です。
学校の中だけでなく英語を学べる環境を
子供英会話の効果は、あとになるほど大きくなってくる性質のものです。英語コンプレックスや苦手意識がなくなる。語彙が増える。発音がきれいになる。基本的な会話が身につく。
この効果は、中学に入って本格的な英語学習が始まってから生きてくるタイプです。受験やビジネスのための英語を勉強するときに効果を発揮します。子供英会話に対して、いきなり英語をネイティブ並に話せるようになることや、大学受験向けの英語学習を期待するのは違います。
しかし、そのための準備と考えるとかなり有効なものになります。子供英会話の効果を理解し、目的をもって向かえばメリットは大きくなります。子供の立場で考えると、お勉強というプレッシャーがない方が楽しくレッスンを受けられるはずですからね。