幼児教育に子供が『自発的』に取り組む、両親の接し方
子供が小さいうちは何事も飲み込みが早く、幼児教育も色々なものを挑戦させてあげたいと思う親御さんも多いのではないでしょうか。
しかし、子供は飽きっぽい所もあり、幼児教育で習い事を始めても「なかなか続かない」「積極的になってくれない」というお悩みも多いかと思います。
しかし、子供自身がやりたくない事に対して無理強いすると、余計に子供の反発心を刺激して逆効果になってしまいます。
そんな時は親御さんの接し方を少し工夫し、子供が自発的に習い事に取り組めるようにしてあげましょう。
「やる前」よりも「やった後」沢山会話する
子供が自発的に取り組めるようにする為に大切なのは、習い事の前ではなく、後の会話です。
お子さんに「今日はどんなレッスン内容だったの?」と、その日習った事に対して興味を持って話をしましょう。子供は自分のやっている事に対して興味を示してくれる事に嬉しさを感じますし、説明することで自分がその日やった学習内容を再確認出来ます。
更に、会話の中で「難しいことやってるんだね、凄い!」と褒めてあげるようにして下さい。子供は親御さんに褒められる事でやる気に繋がりますし、もっと頑張ろうという向上心に繋がっていきます。そして「頑張って練習してたもんね」とそのプロセスも含めて評価してあげる事が大切です。プロセスを褒めてあげる事で、子供は自発的に努力するようになります。
こっそり目標を立てさせる
幼児教育でも、目標を立てる事は非常に大切です。
子供も大人と同じように、ゴールが見えないものや、目指すものがわからないものに対しては自発的な意欲がわき辛いものです。習い事に目標を立てる事で、具体的な行動にうつしやすいですし、その目標を達成するためにどうしたらいいのかを想像しやすくなります。
ここでポイントとなるのが、目標は子供自身に立てさせることです。
子供が自分で目標を立てると、その目標を達成した時の達成感や喜びが増しますし、目標に対しての責任感も生まれます。
お子さんがまだ自分でうまく目標を立てられないうちは、「これが出来たから次はこれが出来そうだね」とそっと道筋を示してあげ、目標を立てやすくアドバイスしてあげるようにしましょう。
ごほうび作戦はNG
よくご褒美で子供に習い事を続けさせようと試みたり、テストの点数をあげようとしたりする親御さんがいますが、この方法は注意が必要です。ご褒美で頑張らせるというのは、パッと見では子供のモチベーションはあがっているように見えますが、そこには大きな落とし穴があります。
子供の心は、「自発的なやる気」と「外的なやる気(ご褒美)」が争っている状態です。そんな時に、親御さんが進んで外的なやる気を提示してしまうと、自発的なやる気が抑えられていってしまいます。
更に、目標を達成した時、“達成出来た”という喜びが、“ご褒美が貰える”という喜びにすり替えられてしまい、結果的にご褒美なしでは何に対してもやる気のおきない子になってしまう可能性があります。
このように、お子さんが何事にも自発的に取り組み、その楽しさや大変さを理解して成長していくためには、親御さんの接し方がとても大切です。
お子さんの習い事が有意義なものになるよう、以上のポイントを参考にしてみてください。