2020年オリンピック後お子さんはどのような英語教育を?
2020年の東京オリンピックが開催される年には、今は小さなお子さんでも小学校や中学校に入学する歳になっていることでしょう。
現在では英語教育に関しても東京オリンピックを見据えたものが大きく取り上げられていますが、金沢大学はその先の2023年を見据えています。
金沢大学では2023年度までに、大半の授業を英語で行う?
金沢大学は学士課程の授業全体で、約5割以上を英語で行う取り組みを2023年度までに進める方針を示しました。また、大学院ではほぼ全ての授業を英語で行い、大学の国際化を図っています。
日本の大学が急速に国際化を求められる理由の1つは、英国の教育専門誌「Times Higher Education」が10月に公表したランキングにあると考えられます。日本の大学でトップ100にランキング入りしたのは、東京大学(23位)と京都大学(59位)のみです。
なぜ、日本の大学のランキングが低いのでしょうか。その理由の1つとしてあげられるのが「国際化」に対する評価が低いことです。
日本もただ指をくわえて見ているだけではありません。大学の国際競争力を強化すべく、文部科学省は2014年9月にスーパーグローバル大学として37大学を指定しました。
金沢大学はこのスーパーグローバル大学に選ばれ、文部科学省の支援を受けることができるようになりました。
現在、金沢大学と大学院ともに英語での授業の実施率は5%以下ということもあり、まずは教員のレベルアップが求められる段階です。その対策として、アメリカのタフツ大学と連携して、2015年3月には金沢大学教員に英語を指導するためのプログラムが設けられる予定です。
日本の子供の学習意欲は低い!?
政府は小学校で英語を学び始める時期を小学5年生から3年生に早める、さらに小学校5、6年生は正式に英語を教科とする、中学校では英語による授業を基本とするなどの改革を進めています。
しかし一方で、国際学力調査によると日本の子供は学ぶ意欲や関心が低いという結果も出ています。英語の教育方法においても、子供が主体的に考える学習が必要だと指摘する専門家が多くいます。
子供の自主性を育てるためには?
親御さんはお子さんの気持ちを尊重し、お子さんがやりたいことをやらせてあげましょう。お子さんは、やりたいことを成し遂げることで達成感を覚えます。それがお子さんの自主性と主体性を身につけることに繋がります。
また、親御さんはそんなお子さんの姿勢を応援してあげて下さい。興味や意欲を広げるきっかけとして、時に「英語に興味があるなら、英語教室やオンライン英会話、英語スクールなどがあるよ?ちょっと試に行ってみる?」などと紹介してみることも大切です。
さまざまなものにチャレンジさせてあげることで、お子さんの可能性を広げてあげて下さい。ただし、強制してしまうと逆効果になる場合があるので臨機応変に対応しましょう。