茨城県では教員をハワイで英語教育!?
子供の英語教育の必要性が叫ばれているなか、教員の英語指導力不足が幾度も取り上げられてきました。
この問題を解決するために茨城県が行った施策は、教員をハワイに派遣して英語の研修を受けさせる、といったものでした。
いったいどのような施策なのかご紹介しましょう。
ハワイではどのような英語教育を?
茨城県の公立中学校14人と高校・中等教育学校7人、計21人の茨城県の教員は、2014年8月7日~21日まで、米の州立ハワイ大マノア校で過ごしました。
ハワイ大での研修は、第2言語習得教育で定評があるということです。
現地では当然のことながら毎日英語漬けです。そして、現地で受けた講義内容は日本と違い、生徒を中心とした授業を徹底していくといった指導法を学びました。さらに英語の指導法だけでなく、他の国の英語教員と交流を図りました。
この英語の研修を経験した21人は、よりよい英語の授業を作り上げる、他の英語教員の英語の指導方法をアップするといった活動をしています。
茨城県の教育委員会は、2018年度まで毎年21人ずつ英語教員をハワイ大に派遣する予定とのことです。
どのような授業へと変わるの?
茨城県結城市の小学校で行われた授業をご紹介しましょう。
ある日の小学校5年生の授業では、まずウォーミングアップとしてハワイミュージックを流します。その間、教員と生徒が一緒に踊ったりします。
そして、その後ゲーム感覚で、単語を正確に読む早さを競う、好きな教科を聞くといったインタビューを楽しみました。
教員は、基本的に生徒を褒めます。もし生徒が言い間違えてしまっても、正しい英語をゆっくりと伝えました。
茨城県守谷市の中学校では、英語指導助手と一緒に授業する機会を設けています。授業では生徒が関心を持ちやすい討論テーマ、例えば「土曜に授業を行うことが賛成か反対か」などを議題に上げることで英語を話す、英語を聞くといった機会を生徒が得られるように工夫しています。
このような取り組みを行っているなか、2014年12月に行われた「第9回全国高校生英語ディベート大会」で、茨城県つくば市の県立並木中等教育学校が3位に入賞するという実績を残しました。
英語を学ぶならスタイルも重要!
「英語でコミュニケーションを図るための雰囲気作りが大切」
「生徒が主体的に考えること、それを口にだすこと。それらが英語力をつける上で欠かせない」
ハワイ大で学んだ教員は、こういった意見を口にします。
しかし、ご自身のお子さんがこのような環境を得られるか、という点で「難しい」と感じる方が大半ではないでしょうか。
お子さんに英語を学ばせたいと考えている親御さんは、このような取り組みを行っているか、という点に注目して教室を探してみてはいかがでしょうか。
今では英会話教室と一言でいっても、インターネットを使ったオンライン英会話教室などさまざまなものがあります。
お子さんが英語を楽しめる、さらに主体的に考え発言することができる教室を選ぶことが、結果的にお子さんの英語力アップに繋がることでしょう。