佐賀の小学校では【テレビ会議で国際交流】がスタートしている
英会話能力の重要性が叫ばれるなか、佐賀県の小学校がテレビ会議システムを使ってオーストラリアの生徒と交流を図る授業が行われました。
一体どのような交流が行われたのか見ていきましょう。
テレビ会議による「国際交流」とは?
佐賀県佐賀市立北山校の生徒たちは、英語を使ってオーストラリア・クイーンズランド州にある、ロビーナステートハイスクールの生徒たちと会話をしました。
ロビーナステートハイスクールの生徒が日本語で「佐賀ではサーフィンをするか否か」を聞けば、佐賀市立北山校の生徒たちは英語で「山の中なので泳ぐことはない」ということを英語で答えました。
ロビーナステートハイスクールの生徒たちが使い慣れていない日本語を使って話しかけてくるために、佐賀市立北山校の生徒たちも英語で話す気恥ずかしさといったことも少ないようです。
お互いが完全に言語をマスターしていない状態だからこそ、対等な立場で会話を楽しめるのではないでしょうか。
佐賀市立北山校の取り組みは数年前から
佐賀市立北山校の生徒たちは、オーストラリアのロビーナステートハイスクールの生徒だけと交流を図ったわけではありません。数年前からオーストラリアのメルボルンにあるリスモア校と数回にわたって交流授業を行っているとのことです。
「客観的に見ても、交流授業の回数を重ねるたびに生徒のコミュニケーション能力が上がっている」との指摘もあります。
もともとテレビ会議は、過疎地や離島の教員不足を解消するための施策でした。しかし、佐賀市立北山校のように英語力や英会話力アップのために使用することで、より有効活用することができるのではないでしょうか。
すでに2014年12月に文部科学省は、高校でテレビ会議授業の導入を認める報告書をまとめ、2015年度からの実施を目指しています。
英語教員の実力は?
2012年12月に行われた文科省の調査によると、英検準1級以上に相当する資格(TOEIC、TOEFL(PBT)など)を持つ中学校の英語担当教員の割合は約28%ということが分かりました。
人によっては「このレベルでは英語を教えるどころか、英語を理解することすらおぼつかないのでは?」という指摘もあります。
佐賀市立北山校のようにテレビ会議といかなくても、家庭でスカイプなどのサービスを使ってオンラインで国際交流を図ることはできます。佐賀市立北山校の施策からも分かるように、生きた英語に触れることはとても有意義なことだと言えますね。
お子さんのこれからの英会話能力を考えた場合、オンライン英会話を選択肢のなかにいれてみてはいかがでしょうか。