子どもには「英語のシャワー」が必要なの?


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英語を身につけるには「小さい頃からシャワーを浴びるようにたくさん英語に触れることが大切だ」と言われています。
しかし、「英語のシャワー」には本当に効果があるのでしょうか?

 

体で英語を覚える?

単純に触れる機会が増えるのは、英語に限らず学習にとってはプラスです。
私たちが母語を覚えるときも、母親をはじめ周りの人間からたくさんの言葉を話しかけられます。次第にそれを自分のものとして獲得していくのです。
人間の心理には「単純接触効果」と言うものがあります。
これは「会う回数が多い人ほど、より印象に残り好意を持ちやすい」というものです。これは恋愛に限らず、学習にも応用が利きます。
毎日英語に触れることで、そのリズムやスピードといった感覚的なものもつかみやすくなるでしょう。
実践的な英語学習法の代表的なものにTPR(全身反応教授法)があります。
TPRでは、子どもたちは先生と英語の歌を歌ったり体を使ったゲームをするなかで、自然と英語に親しみ身に付けていくといわれます。

 

読めないものは分からない

しかし「ただ話したり聞き続けるだけで効果がある」かというと、一概には言えません。
音自体は聞き取れても、知らない単語や熟語だらけでは、文の切れ目が分からず内容が理解できないということもあるでしょう。
リスニング教材を使うにしても、自分のレベルに合っていないものでは効果が薄いかもしれません。
「話している内容を理解する」という点では、リスニングは簡単なものから徐々にレベルアップするのが良いでしょう。最初にリスニングの英文を読み込んでから、答え合わせのつもりでリスニングするのも1つの方法です。

また、TPRでは単語やちょっとした命令文を覚えることは出来ても、複雑な構文や言い回しを覚えることは難しいかもしれません。
TPRはあくまで入り口、英語の全てが習得できるわけではなく、読み書きにはさらなる勉強が必要になるでしょう。
英語を身に付けるには、たくさんの量に触れることも大切ですが、文法や語彙といったスキルも磨かなければ総合的な英語力を手に入れるのは難しくなります。

 

「英語のシャワーで英語ができるようになる」という保障はありません。
例えば帰国子女であっても、英語を話せない&読めないという人はいます。
しかし、全く何もしないというのでは英語は身に付かないでしょう。
まずは、英語に触れてみるのがスタートになりそうです。


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