こんなにあるの?日本で受けられる英語の試験やテスト
英語の実力を測るためには、試験を効率的に利用したいもの。
実は、日本で受けられる英語の試験にはさまざまな種類があるのです。
ここでは、そんなバラエティ豊かな試験について見ていきましょう
英検やTOEIC
英語のテストといえば英検、TOEICを思い浮かべる人が多いでしょう。どちらも年間240万人近い受験者を誇る人気試験です。
英検は、日常の社会生活に必要な実用英語の能力検定で、年3回試験が実施されています。
オーストラリアでは留学を受け入れている公立高校のほとんどで英語能力の証明として認められるなど、世界に通用する資格です。
一方、英検と並ぶTOEICは、国際的なコミュニケーションにおいて必要とされる英語能力を客観的に評価するためのテストです。
試験結果は合否ではなく、10~990点までのスコアによって評価されます。小刻みに自分の英語力を測ることができるのが特徴です。
「話す」「書く」能力を測定するためのTOEICスピーキング、ライティングテストや、TOEICテストの入門編とも呼べるTOEIC Bridgeテストもあります。
一定レベル以上のTOEICスコアを、入社や昇進の条件に挙げる企業も増えており、今後も有望な試験といえそうです。
通訳、翻訳関係の試験
国家試験である通訳案内士(ガイド)試験のほか、ビジネス通訳検定といった通訳に特化した試験があります。
また、JTF(翻訳検定)、TQE(翻訳実務検定)、JTA公認翻訳専門職資格試験、ビジネス英語翻訳士、特許翻訳に特化した知的財産翻訳検定と、翻訳業に関連する試験は思いのほか多くあります。
観光、司法など自分の関心分野に近い試験を選ぶと良いでしょう。
専門分野別の試験
通訳、翻訳以外にもさまざまな種類の試験があります。工業英語能力検定試験、英文会計検定、貿易実務検定、といった分野別の能力や知識を問われるものです。
英語文書コミュニケーション能力を評価するTEPテスト、国際会計検定であるBATIC、専門分野の技術を伝えるためのテストTOPECといったものもあります。
また、アメリカで看護師として働くために必要なCGFNS、アメリカで医師資格を得るためのUSMLEという試験もあります。
仕事の数だけ英語能力の試験があると言うことができるでしょう。
子ども向けの試験
先述の試験はどれも大人向けといった雰囲気ですが、子ども向けの英語試験にはどのようなものがあるでしょうか。
児童を対象とした試験には、リスニングとスピーキング中心のACET、コミュニケーション力を重視するTECSという試験があります。
また、映像を駆使した基礎英語検定、英検ジュニア(児童英検)といったものもあります。
これらの試験を通して小さい頃から英語を学ぶことで、その後の英語教育にもスムーズに移行することが可能になるでしょう。
英語力を測る試験はさまざまです。英検、TOEIC以外にも数多くの試験が存在しています。
勉強は積み重ねが大切。お子さんの場合は、児童英検などを利用して、徐々に英語に親しむのも良い方法です。
お子さんの成長、好みや目的に合わせて、適切な試験を薦めてあげましょう。