注目度上昇中?小学校英語の「モジュール学習」とは


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2018年からの小学校での英語教科化、数年後に控える東京オリンピックと共に、英語への関心は年々高まっています。
ここでは、近年話題に挙がるようになった英語の「モジュール学習」について見ていきましょう。

 

そもそも「モジュール学習」とは?

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モジュール(module)というのはそもそも「システムを構成するもの」「部品」という意味です。
モジュール学習は、たとえば45分の授業をモジュールに見立て3つの構成要素に分けます。
文法15分、発音15分、読解15分という具合です。
15分のモジュールが3回行なわれることで、1回分の授業とカウントします。

文部科学省の2014年の調査によれば5.4%の小学校が、今後の英語教育のモジュール学習実施を予定しています。
既に朝の始業前の時間にモジュール学習としてリスニング、音読、ドリルなどに取り組んでいるという学校も増えているようです。

 

モジュール化のメリットとは?

英語という教科は「発音」「文法」「語彙」と、学習内容がいくつものパートに分けられるという特性があります。
そして、それらのパートをさらに細かい部品に分けて少しずつ習得していくのが、モジュール学習です。

これまでの英語の授業は、さまざまなパートを混ぜた状態で行なわれることがほとんどでした。
しかし、これらのパートを分けて1つずつ集中して取り組むことが効果的なのです。
最終的に小分けにして習得した学習内容をつなぎ合わせることで、英語教育の基礎固めをすることが可能になります。

また、勉強を進めるためには「やる気」を上手く活用することも大切。
「スタートダッシュ」「ラストスパート」といわれるように、やる気も「最初」と「最後」が特に強くなります。
勉強時間を小分けにし最初と最後を作ってやることで、やる気が発揮されやすくなるのです。

 

今後はモジュール化が進んでいく

現在、時間割の組み方というのは、それぞれの学校の裁量に任されています。
しかし、英語を除いた主要4科目を中心にどの学校でもおおむね変わらない構成がとられているのが現状です。

英語のモジュール学習は、朝の時間などに百ます計算、読書の時間を設定している学校では進めにくいかもしれません。
しかし、小分けになっているモジュール学習は、比較的フレキシブルな動きが可能です。
朝の読書時間を残したまま、放課後授業、土曜学習といった形でモジュールを取り入れる学校も増えていくことでしょう。


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