理系だからこそ「英語の勉強」が大事って本当!?
「専門性が高い理系に進ませたい」
「理系に進めば将来の選択肢が増える」
「子供が理系を目指したいと言っている」
このようなことから「お子さんに理系の道を選択させたい」と考えている親御さんは多くいらっしゃいます。
しかし、理系の学部に進学したいからといって、数学や化学などの理系科目だけを勉強すれば良いわけではありません。
大学院など専門性の高いところを目指すなら「英会話を含めた英語力は必須となる」といっても過言ではないのです。
今回は、理系こそ英語の勉強が大切な理由をご紹介します。
大学や大学院では英語で授業が行われる可能性が高い
進学した大学にもよりますが、他教科でも英文の教科書を使用する場合があります。
また、論文は英語で書く、実験の際は全て英語、授業や試験も英語で行われるなど、大学入学後すぐに英語ができて当然というステージに立つ可能性があります。
また、もし大学の授業で英語をさほど必要としなくても、ゼミなどで留学生を多く受け入れているところではコミュニケーションの際に英会話の能力を求められることもあるでしょう。
大学院を目指すのであればより専門性は高まり、最新の情報を得るために英語力は必須となってきます。さらに研究発表のプレゼンテーションや質疑応答の際は、高度なリスニング力やスピーキング力を求められるはずです。
これらをこなすためには、読解力やライティング力とともに、リスニング力やスピーキング力を普段からバランス良く鍛える必要があります。
日本がグローバル化を推し進めている以上、今後大学で英語を使う機会が増えることはあっても減ることはないといえるでしょう。
理系を目指す生徒のなかには、英語の重要性を理解していない場合も
「理系科目が好き」といった理由で理系を目指した場合、英語や英会話を苦手とする傾向があります。さらに「理系だから理系科目を勉強することが重要!」と、英語にはほとんど時間を割かない生徒もいます。
しかし、それではせっかく希望する学校に入っても英語力が足りずに「授業についていけない」「英語の課題で毎日精一杯」といった状況に陥りかねません。
その結果、「もっと早い段階から英語を勉強しておけば良かった」という後悔に繋がってしまうのです。
ただ親御さんが英語の重要性に気付いていれば、お子さんに英会話や英語を学ばせることができます。けれど、両親とも文系だったりすると理系の実情を把握しにくく英語の重要性に気づけないまま受験を迎えてしまうこともあります。
小さなうちから英語に親しむ環境を与えてあげることは、「お子さんの選択肢」を狭めないポイントの1つになるかもしれませんね。
苦手な科目を敬遠するお子さんは多いため、より力を入れて勉強する必要がでてきます。それにより、試験の点数も安定してくるでしょう。
しかし受験期になってから英会話や英語力を鍛えようとしても、他の教科との兼ね合いもありますし、数日で身につくものではありません。
理想としては、できるだけ早い段階から英語に興味を持たせて親しませることです。
お子さんの夢を実現させるためにも、親御さんは英会話や英語力に関して積極的にサポートしてみてはいかがでしょうか。