能力を急成長させる! 英語教育のゴールデンエイジとは
■「ゴールデンエイジ」とはいつ頃?
ゴールデンエイジという言葉を聞いたことはありますか?
ゴールデンエイジというのは、最も子供の成長が期待される時期や年齢のことです。
ゴールデンエイジの時期には積極的な英語教育で言語野を広げたり、スポーツで身体能力を高めたりしてあげることで、どんどん能力を伸ばすことができると考えられるのです。
2011年から、公立の小学校で英語教育が必須になりました。
それまでは英語教育は中学校からでしたが、ゴールデンエイジの考え方が浸透するにつれ、中学からの英語必修化では遅いという見方が広がったのです。
子供の能力がぐんと急成長するこの時期には、密度の濃い英語学習をさせてあげたいものです。
■ゴールデンエイジの「3つの段階」とは?
現在、ゴールデンエイジには3つの段階があると言われています。
まずは、3歳から小学校低学年頃にかけてのプレゴールデンエイジがあります。
子供はさまざまなことをどんどん吸収していくものですが、特にこの時期は神経系の発達が著しいものです。
プレゴールデンエイジには、好きなことを思い切り楽しみながら能力を高めていくのが良いでしょう。
しかし、プレゴールデンエイジには体と心の成長のバランスが崩れたり、うまく感覚が機能しなかったりというケースもあります。
一般的には、9歳から12歳頃までをゴールデンエイジと呼ぶことが多いようです。
この時期には、神経系の発達がかなり完成に近づいてきますし、心身の発達も安定してきます。
そういった状況下にありながら、脳や神経系にはものごとをどんどん吸収できる柔らかさも充分に残っています。
ゴールデンエイジには集中力や運動神経も高まり、さまざまな刺激が成長につながっていきます。
そのため、この時期に充実した教育を受けることで、安定した技術を習得することが可能になってくるのです。
13歳から15歳頃までの時期は、ポストゴールデンエイジと呼ばれることがあります。
体は大人に近づき、脳や神経系の成長は少しずつ止まっていく時期に当たります。
ポストゴールデンエイジになると、それまでのような短期間での急成長や技術の習得は難しくなってきます。
■英語力を一生の財産に!
ゴールデンエイジには個人差があるため、一概に9歳から12歳という期間のみで語れるものではありません。
7歳頃からの早い時期にバランスよく技術が習得できるようになる子もいれば、12歳を過ぎても急速な成長を遂げる子もいます。
ゴールデンエイジの時期には、楽しみながら英語技術を成長させてあげられるような教育が求められます。
ゴールデンエイジの子どもたちが密度の濃い学習を受けることで習得できる英語力は、一生の財産になることでしょう。