英語教育は早い方がいい?でも日本語教育との兼ね合いは?

グローバル化の進む時代、英会話スキルの必要性はますます高まっています。しかし学校で何年も学んでも英会話ができないという方も多いのではないでしょうか。子供には英語で苦労をさせたくないと早期教育を考える親御さんも多いかもしれません。しかし日本語も満足に話せないうちから英語を教えると混乱するのでは、という心配もありそうです。そこで皆さんは子供の早期英語教育についてどう考えているのか、アンケートを取って調べてみました。
幼児の吸収力に期待しつつも日本語との混乱が心配
皆さんの回答を見ると、早期英語教育に対しては大きく賛成派・反対派・中間派の3つに分かれているようです。
・いいと思います。幼児の吸収力は素晴らしく、音の聞き分けに関しては早くしないと間に合わないので早ければ早いほうがいいと思います。(20代/女性/専業主婦(主夫))
・良いことだと思います。英語を学ばせることが母国語を学ぶことを阻害しているとは思いません。英語は今後必ず必要になるので、音を聞き分ける能力が高い幼少期からこそ学ばせるべきだと思います。学ぶのが遅ければ遅いほど本人が苦労するはずです。(40代/女性/パート・アルバイト)
・国語という面で考えれば、脳内で考える際に混乱する。また言語により訳せない単語がある以上、母国語で読解力を育てたほうが良い(40代/男性/正社員)
・母国語も身につく前から外国語を学ばせると、どちらの言語も中途半端になってしまうと聞いたことがあるので反対。まずは母国語がある程度身についてから外国語を学んでも遅くないと思う。(20代/女性/正社員)
・遊び感覚で英語に慣れさせる程度なら英語を学ばせることに賛成だ。(50代/女性/専業主婦(主夫))
・言語を習得させるというよりコミュニケーションのツールならありだと思う。(60代/女性/専業主婦(主夫))
賛成派では幼児の高い吸収力・聞き分け力に着目し、早く始めるほど習得に有利、という意見が目立ちます。一方反対派は子供が混乱し、日本語と英語のどちらの能力も中途半端になってしまうのではないかという意見。中間派の意見としては本格的な学習というよりは英語の音や感覚に「慣れ親しむ」ことを重視していることがうかがえます。こうした意見を総合的にみると、日本語習得の状況も見つつ、あまり遅くならない時期に英語学習を始めるというのが良いのかもしれません。
柔軟な幼児期に英語を「楽しい」と思える経験を
あらゆることをぐんぐん吸収する幼児期に英語に触れさせてあげたい、でも母国語もしっかり身につけてほしい…アンケートからはそんな皆さんの思いが伝わってきます。小さいうちは理屈抜きでなんでも遊び感覚で取り組むことができるもの。本格的な学習までいかなくとも「英語が楽しい!」という経験をさせてあげることは、後の英語学習によい影響をもたらすのかもしれません。日本語習得とのバランスを考えつつ、英語を楽しめる環境を作ってあげられたらベストなのかもしれませんね。
■調査地域:全国
■調査対象:【子供】有り
■調査期間:2017年03月21日~2017年04月04日
■有効回答数:100サンプル