子どもと一緒に料理しながら英会話力を鍛えよう!
英語が苦手な親御さんにとって、いくら子どものためとはいえ日常生活のなかで英会話を盛り込むのはハードルが高いことでしょう。
そんなときは、料理中などシーンを限定して英会話を取り組んでみてはいかがでしょうか。英語を使うシーンを限定することで、必要となる英単語も限定されるので親御さんのハードルも低くなるはずです。
また、子どもは親と一緒に料理することでコミュニケーションの場が増えたり、好奇心が育ったり、達成感を得る喜びを覚えるなどさまざまなメリットが得られるといわれています。
今回は、料理中に使いたい英会話のフレーズや、英語のレシピ本を見るにあたっての注意点をご紹介します。
子どもと料理をするときに使いたい英会話フレーズ
英語が苦手な親御さんでも、作る料理をあらかじめ決めて使う英語のフレーズを事前に調べておけば、料理中の英会話もスムーズに進みますよ。
ここではお子さんと料理中に使えるフレーズをまとめてみました。
●「○を泡立てる」→Whisk the ○.
子どもの好きなお菓子やスイーツを作るとき、泡だて器を使って材料を泡立てることがありますね。そんなときに役立つのがこのフレーズです。卵白なら「egg white」、卵黄なら「egg yolk」を〇の部分に入れてください。
●「○をすりおろす」→Finely grate the○.
○の部分に「garlic(ニンニク)」や「ginger(ショウガ)」を入れるだけで、立派な英語のフレーズになります。ニンニクやショウガはいろんなレシピで登場するので覚えておくと重宝することでしょう。
ちなみに、“finely”は「細かく」を意味し、“grate”は「すりつぶす」という意味がある単語ですので、「grate the ○.」だけでも「すりおろす」という意味になります。
●「○を一口大に切る」→Cut the○ into bite-size pieces.
○の部分にcarrot(ニンジン)やeggplant(なす)、green pepper(ピーマン)を入れるだけで使えます。料理に慣れてきたお子さんには、みじん切りを頼んでもよいですね。そんなときは「Mince the ○.」と伝えましょう。
子どもと海外のサイトを見ながら料理をするときの注意点
英語に対する抵抗が和らいできたら、海外のレシピを見ながら料理してみるのも良いでしょう。海外でもCOOKPADのように人気の料理サイトがいくつもあります。
ただ、これらのレシピを参考にする際は以下のことに気をつける必要があります。
●計量カップの量
日本では1カップ=200mlですが、アメリカでは1カップ=240ml=8オンス(oz)が一般的です。1ozは、大さじ2となります。
●計量スプーンの名称
大さじと小さじの言い方が異なります。大さじは「テーブルスプーン(tbsp、tb)」、小さじは「ティースプーン(tsp、ts)」と表記されることが多いです。
●オーブンの温度
オーブン料理の場合、℃(摂氏)ではなく°F(華氏)で表示されています。摂氏と華氏はイコールではないので変換する必要があります。
「350°F」なら「180℃」、「475°F」なら「240℃」と頻繁に出てくる数字は、だいたいの温度を覚えてしまう方が早いでしょう。
華氏を摂氏に変換してくれるサイトもあるので、それを活用するのもひとつの方法です。
日常のなかに英会話を盛り込めば、自然と英語に触れる時間を増やすことができます。
難しく考えずまずは、親子で料理する時間に英会話を盛り込んでみることから始めてはいかがでしょうか。