子どもに英語のかけ流しをするときのコツ
過去記事「CDやDVDのかけ流し英語学習の効果とは?」
http://www.ripple-kidspark.com/user/column/wp/201611_03/
子どもに英語のかけ流しをすることで、英語脳を作ったり、正しい発音が身についたり、さまざまな英単語を覚えたりするのに役立つといわれています。このようにメリットがたくさんある英語のかけ流しですが、家でどのように実践したら良いか戸惑ってしまう親御さんも多いです。
そこで、今回は子どもに英語をかけ流しするときのコツをご紹介します。
子どもの年齢に合った内容の英語のかけ流しをおこなう
英語であればかけ流しする音源は何でも良いわけでありません。子どもに難しいニュースなどを見せても聞く耳を持たないのと同じで、まずは子どもが興味を持てる内容のもの、知っている内容のものをかけ流してあげると良いでしょう。
まだ0歳の赤ちゃんの場合は、授乳時間だけ英語のかけ流しをすることから始めてみましょう。その際は、無理に聞かせようとせずに機嫌の良いときを選ぶ、ぐずるときはかけ流しを止めておくなど赤ちゃんの様子に合わせることが大切です。音源を頻繁に替えるのではなく、まずは一ヶ月ほど同じものを繰り返して聞かせてあげてください。
また、少し大きくなっても2歳までは好みがはっきりと出てこないため、この期間は子どもにとって身近な動物や色、食べ物などが出てくる歌や映像を見せるようにしましょう。その際、親子で一緒に手遊びなどできるものが良いです。
3歳頃になると、好みが出てくるようになります。好きなアニメの英語バージョンを見せたり、何度も読んでいる絵本の英語による音読CDを流したりと子どもが分かりやすいものを選んであげると良いでしょう。
英語のかけ流しは小さめの音量で
子どもに英語をきちんと聞かせようと音量を上げてしまいがちですが、実は小さめの音量の方が良いといわれています。子どもは大きすぎる音だと不快に感じやすいですし、音が大きいと遊びなどに集中しにくいのです。
小さいうちはかけ流している音源を聞いてないように見えるかもしれませんが、6歳ごろになると集中して聞き始めて一緒に歌い始めたり、フレーズを真似したりする子どもが多いので焦らずに取り組むようにしてください。
“ながら”で英語のかけ流しするならCDがおすすめ
子どもが他のことをしているときに英語のかけ流しをする際は、DVDやアニメなどのように映像があるものよりは、CDのように音源だけものがおすすめです。
その理由としては、映像があるものの場合、効果音などが多く英語そのものを聞く機会が減ってしまうからです。その点、物語などのCDだと英語の文章を多く聞くことができるだけでなく、子どもの想像力を養うことにも繋がります。
ただし、物語の音源を食事中にかけ流してしまうと、ご飯や家族との会話に集中できなくなる恐れがあるので、車での移動時間や遊びの時間などにかけ流してあげると良いでしょう。
英語のかけ流し期間や時間は?
日々BGMのようなイメージで、英語のかけ流しをするようにしてみましょう。
大切なのは毎日続けることです。15分程度でも構いませんので、ご飯のときや歯磨きのとき、着替えのとき、お風呂のときなどシーンごとに、歌や物語など生活を邪魔しない音源をかけてあげるようにしましょう。
それをまずは3年ほど続けるように心がけてください。赤ちゃんが言葉を話せるようになるのも3年ほどかかるので、気長に英語と触れ合わせてあげるようにしてください。
子どもに英語のかけ流しを無理矢理聞かせるのではなく、まずはかけ流しで英語が身近な存在であることを知ってもらいましょう。
それにより、英語へのハードルも下がり、子どもも英語の歌や物語に興味を抱きやすくなります。
自然と子どもが「英語のあの曲を聞きたい」といえるような環境づくりを心がけてはいかがでしょうか。