英会話の挨拶をマスター!子どもに覚えさせるべきフレーズ
挨拶はどこの国でもコミュニケーションの基本であり、英会話でも例外ではありません。コミュニケーションを円滑に進めていくためにも、まずは挨拶のフレーズを覚えさせることが大切です。では、一体どのようなフレーズを積極的に子どもに対して覚えさせるべきなのでしょうか。
まずは日常のスタイルから!英会話の基本となる挨拶
子どもに教える挨拶のフレーズとしては、ビジネスで使うような硬いものではなく、日常で使える一般的なものがおすすめです。友達に対しても気軽に使えるので、友情の輪が広がっていきます。広く使用される一般的な挨拶として押さえておきたいものは以下の3つです。
・Hello.(こんにちは。)
・How are you?(元気?)
・How are you doing?(調子はどう?)
これらは、その日初めて会った人に対して頻繁に使われるフレーズです。学校の英語教育でもまず初めに習うものなので、その重要性はわかることでしょう。 Helloの発音は「ヘロウ」に近く、「ハロー」ではないことに注意してください。続いて友達へ気軽にできる挨拶で、より会話が広がるフレーズを見ていきます。
・What’s up?(調子はどう?)
・Good to see you.(会えて嬉しい。)
・How’s it going?(どうしてる?)
いずれのフレーズも親しみを感じさせるいい方です。What’s up?は、How are you doing?よりも、ややくだけた感じであり、より仲の良い友人に使うシーンが多いといえます。こちらから一方的に話すだけではなく、向こうがいったことに対する返答がきちんとできることも会話にとっては重要です。英会話ではよく「元気?」と聞くことがありますが、返事としては以下の4つが有効的です。
・I’m fine.(元気だよ。)
・I’m doing well. Thanks.(元気だよ。ありがとう。)
・Not too bad.(まあまあかな。)
・Same old, same old.(相変わらずだよ。)
・I’m OK.(まあ、大丈夫かな。)
よくI’m fine.と返していれば問題ないと考える人もいるかもしれませんが、調子がそれほど良くないときやまずまずなときもあるでしょう。I’m OK.はそれほど調子が良くない場合にも使えます。返事にバリエーションを持たせることで、子どもが自分の気分を適切に表現できるようになります。
シーン別!初対面や久しぶりに会ったときの挨拶方法は?
初めての人に会うときにいきなりHow are you?と聞くのはおかしく、初対面の人にはそれなりの挨拶フレーズを使うことが求められます。特別なシーンで使う挨拶のフレーズは以下になりますが、まずは初めての人に対するフレーズを見ていきましょう。
・Nice to meet you.(はじめまして。)
・Nice to meet you too.(こちらこそよろしく。)
こちらから初めましてというときは上のフレーズを、相手からいわれて返すときは下のフレーズを使います。両方とても似ているので、セットで子どもに覚えさせてください。日本語でも久しぶりに会った相手への挨拶は、いつも会う人に対するものとは異なります。英語の場合はどのようなフレーズを使えば良いのでしょうか。
・Long time no see.(久しぶり。)
・It’s been quite a while.(かなり久しぶりだよね。)
・It’s been ages.(長いこと会ってなかったよね。)
・How have you been?(元気にしてた?)
・What’s new?(最近どう?)
英語でも時間を感じさせる表現を使用するのが一般的です。現在完了形が出てきて少々難解な表現も含まれますが、文法から教えるのではなく、子どもにはそのままのフレーズを覚えさせるのが良いでしょう。
挨拶の後も大切!話を膨らませるフレーズ
会話は挨拶だけではなく、その後ももちろん続きます。挨拶だけを完璧に覚えさせてその後の会話が続かない状況は、子どもにとって良くありません。話を膨らませるのに有効的なフレーズを見ていきましょう。まずは初対面の人との会話です。
・May I ask your name?(名前を聞いてもいい?)
・What’s your name?(なんて名前?)
・The weather is nice today, isn’t it?(今日はいい天気だよね。)
初対面の人には名前を聞くのが普通です。無難な表現は「May I 〜」を使ったもので、大人相手にも使えます。What’s your name?はくだけた表現であるため、いきなり聞くと失礼になる可能性があります。まずは自分から名乗るか、相手とよっぽど親しい間柄ではないかぎり使わない方がよいでしょう。天気の話も万国共通で会話を円滑に進めるカギとなります。How are you?と聞いて相手があまり調子がよくないと返答した場合、理由を聞くのは一般的です。
・What’s going on?(どうしたの?)
・What’s the matter?(どうしたの?)
・What is happening?(何かあったの?)
いずれも基本はWhat’sなので、覚えさせるのはそれほど難しくないかもしれません。
最後も肝心!別れのときの挨拶
出会いの挨拶とともに別れの挨拶もしっかりと覚えておきましょう。以下のフレーズが別れるときに使えます。
・Bye.(じゃあね。)
・Good bye.(さようなら。)
・See you.(またね。)
・See you later.(また今度ね。)
これら4つのフレーズは短くて覚えやすく、使いやすいのが特徴です。よく日本ではBye bye.と2回byeを重ねることがありますが、よく使われるのは1回だけです。
・Nice meeting you.(会えてよかった。)
・Nice talking to you.(話せてよかった。)
・Have a good day.(よい1日を。)
これら3つのフレーズは少し上級者の表現ですが、簡単な単語で構成されているため一緒に覚えさせると良いでしょう。言う方も言われる方も気持ちが良くなるフレーズです。
1つ1つのフレーズは難しくない!徐々に覚えさせよう
英会話の挨拶はシンプルなフレーズが多いため、使っていると自然に覚えられるものばかりです。挨拶は会話の基本であると同時にとっかかりでもあります。挨拶がうまくできないとその後の会話が続かない恐れもあるので、挨拶フレーズは子どもに少しずつ覚えさせていきましょう。挨拶をマスターさせると、子どもの可能性はどんどん広がります。