英会話で自己紹介をさせよう!重要性と伝え方のポイント
子供同士でも、初めて会った時には軽く自己紹介することが多いでしょう。自分についての情報を交換することで、互いの親しみや信頼度が増すとともに会話の糸口が見つけやすくなります。英会話でも同様に、自己紹介はコミュニケーションの第一歩として欠かせません。早い段階で英語での自己紹介を習得しておくことの重要性と具体的な方法について解説します。
英会話の自己紹介ってどうして大切なの?
英語で初対面の人と交流する際に、会話の始まりは必ずと言っていいほど自分の紹介です。使う機会が多いので、子供のうちに基本的な自己紹介ができるよう準備しておけば、同じパラグラフを使って各場面で繰り返し練習できることになります。場数を踏むこと英会話にも慣れ、それが子供の自信にもつながっていきます。
また、自己紹介は相手の年齢や経歴に関わらず、ほぼ誰とでも気軽に交わせる話題です。身近で子供にも答えやすく、英会話の恰好のトピックでもあります。そこから派生して相手との共通点が見つかったり、話題に興味が持てたりと話に奥行きが出てきます。相手にも質問できるようになれば占めたものです。会話がみるみる膨らんでいきます。
何を話せばいい?自己紹介で伝えること
実際の英会話の場面では、どんな内容を話せばよいでしょうか。日本語での自己紹介と変わりがないので難しく考える必要はありません。まず、名前・出身地・年齢・誕生日といった基本となる情報を伝え、その後、より個人的な内容である趣味・性格・学校・家族について語るのがごく自然な流れです。
もちろん、ここに挙げた項目をすべて網羅する必要はありません。分かりきった項目を省いたり、話したい内容に焦点をあてたりする方が会話にメリハリがつくこともあります。例えば、話している日がちょうど誕生日に近いなら、その旨と誕生会の計画などを伝えてみます。子供に得意なスポーツや珍しい趣味があれば、そこを強調してもよいでしょう。
英会話の自己紹介のコツ!上手に会話するポイント
うまく伝えるために、工夫できることを幾つか挙げてみましょう。
・名乗るときは、ニックネームや呼んで欲しい名前も一緒に伝えておく。
長い名前、外国人にとって発音が難しい名前であれば、短い通称で呼んでもらうよう希望を伝えましょう。
・年齢や出身地はシンプルに伝える。
あまり重要ではない情報なので、端的に言うだけで十分です。
・趣味や好きな物事について話すとき、短い答えのみでなく具体的な理由を加える。
「父親がサッカーファンだから」など、興味を持ったきっかけや好きな理由を添えると話が深まります。
・質問をして相手の情報を引き出す。
少し慣れてきたら「How about you?」「Do you like …?」と相手のことも聞くようにします。
初めは緊張するかもしれませんが、自己紹介はできるだけ笑顔で相手の目を見て話すよう心がけましょう。また、大きな声で話すことも大切です。小声でボソボソと話しても相手に分かってもらえず、「自分の英語が通じない」と誤解して英会話への自信を失うことにもなりかねません。ゆっくりでもいいので、はっきりと口を開けて話すのがコツといえます。
すぐに使える!自己紹介向きの基本フレーズ
例文を使って、英会話で自己紹介してみましょう。
・I’m Taro Yamada. / My name is Taro Yamada. (山田太郎といいます。)
・I was born in Japan.(日本で生まれました。)
・I grew up in Tokyo, Japan.(日本の東京育ちです。)
・I’m six years old.(6歳です。)
・I turned eight years old last month. (先月8歳になりました。)
・I’m in fourth grade now. (いま4年生です。)
・I was born on October 1.(私は10月1日生まれです。)
・I’m a little bit shy.(私は少し恥ずかしがり屋です。)
・I like watching movies.(映画鑑賞が好きです。)
・I like to play soccer with my Dad. (父親とサッカーするのが好きです。)
・I have two older sisters. (姉が2人います。)
初めのうちは長い文章にする必要はありません。文を組み合わせて一通り自己紹介の枠組みを作り、何度も口に出して覚えておくとよいでしょう。
自己紹介で会話の内容が充実!子どもに楽しんでもらうために…
自己紹介は、何度か体験することで少しずつ慣れていきます。「次はこう言おう」「このエピソードを加えると話が弾む」といった会話の進め方や返事のコツを、子供は自然と体得していくものです。家庭で自己紹介の模擬練習をしてみるのも、受け答えを学ぶヒントとして役立ちます。その際、ただ聞き役に徹するのではなく「どうして好きなの?」「どこが気に入ったの?」などと具体的に質問してみてください。あくまでリラックスした雰囲気で、子供が身構えずに自分のことを話せるよう配慮しましょう。
英会話は楽しむことが何より大切です。暗記したセリフを事務的に読み上げるような自己紹介の仕方では意味がありません。自分のことを英語で表現でき、それが相手に伝わり答えてもらえたという楽しい経験こそが喜びやモチベーションとなり、英会話上達のバネにもなります。いかに正確に自己紹介できるかよりも、子供が会話のキャッチボールを楽しんでいるかどうかに重点をおきましょう。