英語学習では「アウトプット」を意識的に!
英語を流暢に話せる方々に共通するのが、英語学習の際に英語を話したり書いたりする「アウトプット」に力を入れていた点です。近年では、学校でも英語をアウトプットする機会を増やし始めていますが、すらすらと英語を話せるようになるには十分なレベルとはいえません。
そこで今回は、子どもの英語学習にアウトプットを意識的にとり入れることの重要性やメリットについてお伝えします。
英語のアウトプットが重要な理由と方法
英語を流暢に話すためには、今までのようにインプットをメインに勉強するのではなく、話したり書き起こしたりするアウトプットが欠かせません。なかでもおすすめは英会話です。
親御さん世代の英語学習というと、英単語を覚えたり英語の文章を読んだりといったインプットがほとんどだったでしょう。実際、これまでの高校受験や大学受験でも英語のインプット力が求められてきました。
その結果、英語が分かるけれど話せない日本人が増えてしまったといわれています。
例えば、英会話を通して英語をアウトプットすることで、自分に英語力の何が足りないかが分かるようになります。単語力なのか、文法なのか、言い回しが伝わりにくいのか、相手がいることで明確になります。
また、英会話は単に英文を読むのとは違い自分で文章を一から組み立てる必要があるので頭を使いますし、分からない単語があればその単語を使わずに何とか説明する方法を覚えるため勉強にもなるのです。
もちろん、自分の話した英語が伝われば、英会話の楽しさや達成感といった喜びを味わうことができるでしょう。その一方で、間違えたり伝わらなかったりした悔しさを覚えることで、英語学習のモチベーションを上げるのにも役立ちます。
このように英会話で英語をアウトプットすることは、英語力を磨くうえで大いに後押しをしてくれるのです。
ライティングでの英語のアウトプットも忘れずに!
アウトプットを使った学習法は、何も英会話だけに限ったことではありません。ライティングも重要なアウトプットの手段のひとつです。
書かれている日本語を英語に訳してみたり、聞こえてくる英文を書き起こしてみたりするのも良いでしょう。その際、書きっぱなしにするのではなく正しい文法や文章をチェックすることを忘れてはいけません。
ライティングなら会話と違い、文字を目で見て確認することができます。それにより、前置詞の置き方が違う、動詞の時制が使いこなせていない、表現の幅が狭いといった細かい課題も見えてくるのです。
今では自分が書いた日記を、外国人の方が添削してくれるインターネットサービスもあるのでこういったものを利用するのもひとつの方法です。
身近に外国人の友達がいないお子さんは、英語をアウトプットする機会が十分とはいえない傾向があります。英語のアウトプットの機会を増やすには、オンライン英会話がおすすめです。小さなお子さんでも自宅にいながら英語を話す機会を設けることができるので安心ですし、他の子を気にする必要がないので引っ込み思案なお子さんでも先生としっかりと話す時間を確保できます。
アウトプットの機会がまだまだ少ない日本で、流暢に英語を話せるようになるには自らアウトプットの機会を得ることが重要です。
お子さんの将来を見据えて、積極的に英語をアウトプットする機会を作ってあげてはいかがでしょうか。