AIの出現による「英語不要論」は間違い! AIの限界とその理由


AIの出現による「英語不要論」は間違い! AIの限界とその理由

AI(人工知能)の進歩が目覚ましい現代では、翻訳機能の向上により英語不要論までも出てきています。

果たして、今後私たちは進歩し続けるAIに英語の翻訳を完璧に任せても良いのでしょうか。

今回は、AIの出現により私たちの英語能力が不要になるのかを探っていきます。

AIによる英語翻訳機能の向上は目覚ましいものがある

さまざまなパターンを学習することで、AIの英語翻訳は以前のような不自然さや機械的なところがなくなったといわれています。今ではメジャーとなっているGoogle翻訳だけでなく、インターネット環境を必要としないili(イリー)、話しかけると外国語に翻訳してくれるVoiceTra(ボイストラ)などさまざまな高機能の翻訳デバイスやアプリが誕生しているのです。

このため「高性能のAI翻訳機が誕生することで私たちの英語学習が不要になる」という考えが出ること自体はとても自然なことともいえるでしょう。

AIの英語翻訳能力の限界

日々、進歩し続けているAIの翻訳機能ですが、解決されていない問題点があることも事実です。世界にはさまざまな言語がありますが、そのなかでも日本語から英語へと翻訳することはとても難しいといわれています。

日本語特有の主語の有無や似たような表現の多様性、豊富な方言、曖昧な表現などがあるため、これらをプログラムするには時間がかかるというのです。

さらに、文章内での比喩や言い回しによっては意味が通らない英文に翻訳されることも数多く、人間が文章を理解したようなキレイな翻訳とはならないのが現状です。

AIの出現により英語能力の必要性は高まる

AIの出現による「英語不要論」は間違い! AIの限界とその理由

AIによる翻訳機能の出現により、世界共通言語としての英語の地位は揺るぎないものになりつつあります。翻訳プログラムは英語で開発されているため、今まで以上にさまざまな言語を仲介する役割を担うようになるのです。

また、AIの翻訳機能にはまだまだ課題が多いことから、英語ができない人ではなく英語ができる人がさらに役立てるためのツールとして使うのが現状だといえるでしょう。翻訳の精度に問題がある以上、使いこなすには英語の知識が必要です。下訳程度のAIの翻訳を、人間が手直しをする必要があるのです。

その一方で、AIの翻訳機能が登場により外国人とのコミュニケーションの壁は低くなったといえるでしょう。それにより英語学習に興味を抱きやすくなったり、自分の英語で伝えたくなったり、さまざまな人とコミュニケーションを英語で図りたくなったりする人が増えるといわれています。

こういったことから、AIの翻訳機能の進歩は英語学習の必要性を増すだけでなく、英語学習への関心度を上げる役割もあるといえます。

AIの翻訳機能の出現は、私たちの英語能力を不要とするものではなく、英会話をする楽しみや英語を通してさまざまな人と知り合う機会を増やすためのツールとなるでしょう。

自分の言いたいことを正しく伝えるためにも、今後の日本では高い英語能力を身につけることが求められるといえます。


オンライン英会話リップルキッズパークを詳しく知りたい方はこちら

オンライン英会話リップルキッズパーク,無料体験レッスン申し込みはこちらから

*
*

pagetop