使える英語の別れの挨拶!自分の感情を正確に伝えよう
円滑なコミュニケーションを取るうえで大切なのは挨拶です。英語には、別れの表現ひとつをとってもさまざまな表現があり、表現の仕方で相手に与える印象は大きく変わるものです。その場の雰囲気や相手に合わせて使い分けることが必要です。ここでは、相手に自分の感情を伝えるための挨拶、表現方法を紹介します。
お別れの挨拶=Goodbye?
言葉は人と人とを結びつけるコミュニケーションツールです。それと同時に、言葉は人と人のつながりを断ち切ってしまう原因にもなります。円滑なコミュニケーションを図るには会話の中身も大切ですが、クロージングである別れの言葉、挨拶が重要です。どのような言葉を別れの際に使うか、表現の方法によって相手に与える印象が違ってきます。日本語の「さようなら」も、抑揚や声のトーンによって相手の受け方の印象が変わります。さらに「さようなら」と「じゃあね」は使える相手を選びます。
英語においても、同じ別れの言葉でも印象が異なる場合があるのです。英語の別れの言葉としてよく知られているのは「Goodbye」でしょう。実は、Goodbyeはかしこまった挨拶であり、「もう会わない」という場面で使われる言葉です。ふざけてGoodbyeとあえて言う場合など日常的に使うこともできますが、友人同士など、面識のある間柄の場合は単に「bye」と言うほうが自然です。
上司やお客さんに対して言う場合
英語の別れの挨拶は「bye」、あるいは「Goodbye」といった短い言葉だけではありません。日本語でも、別れの言葉として「さようなら」で締めてしまうよりは「またお会いしましょう」など、次につなげる言葉を用いることがあります。こういった表現は、相手に対するこちらの気持ちが前向きになっているということを示すことができます。上司や顧客、あるいは目上の人など、ビジネスや儀礼的なシーンで好印象を与えたい場合はどういう表現があるでしょうか。
初めて会った人や顧客などに対しては「Have a good day」という表現が適しています。これは、友人とのフレンドリーな感じまではいきませんが、少々フォーマルな関係性の場合によく使われます。対して、上司や取引先など、相手に対してきちんとした印象を与えたい場合、次へのつながりを期待する気持ちを表現する場合に、「look forward to meeting you again」という非常にフォーマルな言葉を使います。
友人や同僚などの親しい人に言う場合
気の置けない友人や、家族、親しい人との別れの挨拶にはどのような表現方法があるでしょうか。万能フレーズである「bye」のほか、少し丁寧な「Take care」、さらには一般的な表現である「See you later」などがあります。
「bye」については、「bye」だけもよく使われますが、「bye-bye」もよく使われます。発音は日本語の「バイバイ」ではなく、英語の場合は「ババーイ」という発音に近くなります。こういったよく使われる言葉のほかに、日本語の「またあとでね」と同意語の「See you later」も普段の会話でよく使われます。「See you」は「bye」と同じく、しばらく会わないという意味を含んだ別れの言葉ですが、語尾に「later」が加わると「また後で会う」という近い未来の再会を予測します。実際に近い未来に会うことがなくても、「そうでありたい」という期待の意味が入るので「See you」よりも好印象です。さらに、身体をいたわったり励ましの気持ちを込めた表現として「Take care」も使われます。相手を気遣う気持ちを表現した言葉です。
使いようによっては親近感!スラング交じりの挨拶
もっとくだけた表現では「Catch you later」という表現があります。「Catch you later」は若い人たちの友達同士の間で、「またな」という感覚でよく使われている言葉です。直訳だと文字通り「あとで捕まえる」という意味ですが、こちらからあなたを捕まえるという能動的なニュアンスが含まれています。相手からのアプローチを待つのではなく、自分から相手に近づく意思が感じられるフレーズなので、「Catch you later」も友人関係に前向きな印象がある言葉です。
さらに「Peace」を別れの際に使う場合があります。これは「無事を祈るよ!」という意味で使われるスラングです。「安定した一日を」「何事も起こらないように」という相手の無事を祈る気持ちが伝わります。スラングは使いようによっては親近感を覚えてもらえますが、その言葉の持つ本来の意味をわかっていないと誤解を受ける場合もあります。時と場合を考えないと雰囲気を壊すこともあるので、スラングを使用するときには注意が必要です。
使い分けをして英語上級者に
日本語と同様英語にも、別れの挨拶にさまざまな表現方法、フレーズがあります。会話の相手が自分とどういう関係性なのか、どういう関係を構築していきたいのか。あるいはシチュエーションなどによって、相手や状況を考慮して適したフレーズを使えるようになると、さらに豊かな人間関係が広がります。言葉の裏にある思いを自由に表現できるようになれるといいですね。