都立高校入試で【英語のスピーキングテスト】がプラスされる!?


都立高校入試で【英語のスピーキングテスト】がプラスされる!?
グローバル化の波によって、近年の日本における英語教育の仕組みが次々と様変わりしています。その波は、都立高校入試にも影響を与え始めています。
今回は、都立高校入試で英語のスピーキングテストが導入されるというニュース内容を細かくみていきましょう。

都立高校入試で英語のスピーキングテストが導入される!

東京都教育委員会は2017年12月14日午後に、都立高校入試において英語で話す能力を評価するスピーキングテストを導入することを決めた、という報告をおこないました。
試験方法や配点方法、受験料、導入時期などを2018年度中に検討し、2019年度から試行する方針とのことです。

子どもの「読む」「書く」「聞く」「話す」という4技能を伸ばすには、1997年から導入しているリスニングテストに加え、今後スピーキングテストをおこなうことも必要だと検討委員会が報告したということです。

都立高校入試ではどのようなスピーキングテストになるの?

現状では、まだスピーキングテストの詳細は報告されていません。
スピーキングテストの導入にあたり、資格や検定試験を実施している民間団体と協力する予定だといわれています。すでにある検定試験を活用するのか、都立高校入試用に試験問題を作成するのかは、今後詰めていくとのこと。
ただし、いくつか見通しが立っているものもあります。

  • ・受験回数は公平性の観点から1回とすること
  • ・2月下旬におこなわれる通常入試とは別日程
  • ・面接もしくはパソコンやタブレットを用いた試験方法を検討する

面接の場合は会場の手配や日程の確保、パソコンやタブレットを用いる場合は機器の不具合への対処やシステムの構築など、さまざまな課題が山積みになっている状態です。そのため、英語のスピーキングテストの詳細が決まるまでは、当分時間がかかるといえるでしょう。

2020年度からの大学入試「大学入学共通テスト」では英語はどうなる?

都立高校入試で【英語のスピーキングテスト】がプラスされる!?
高校卒業後は大学進学を考えているお子さんも多いでしょう。大学入試でも、英語の試験は大きく変わる予定です。

2020年度から、「大学入試センター試験」の代わりに導入される「大学入学共通テスト」では、「話す」「書く」といった能力を評価する英語の試験を加える予定です。ただし、文部科学省は大学入学共通テストで一斉に受験生がこれらの試験をおこなうことは困難だと判断し、認定試験によって英語の能力を図る方針です。

認定試験に採用する可能性としてあげられたのは「Cambridge English」「英検」「TOEIC L&R TEST」「TOEIC S&W TEST」「TOEFL iBT Test」など。高校3年生の4~12月の期間に受けた2回の結果が、共通テストで使えるといわれています。
さらに、異なる認定試験の結果で不公平が出ないように、文部科学省は「ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)」を利用して、それぞれの試験の点数や級を対応させて能力を図る予定です。

また、さまざまな指摘や意見により2020~2023年度の4年間は共通テストを存続させつつ、大学側に共通テストと民間試験を併用するか、もしくはどちらを活用するかの判断が任されました。

高校入試や大学入試での英語のスピーキングテスト導入の流れを受けて、今後は小学校や中学校での英語教育がさらに大きく変わっていく可能性はあります。
親世代とは明らかに異なる英語教育に、戸惑う親御さんも多いでしょう。
子どもが突然の英語学習を拒否しないように、まずはオンライン英会話などで子どもが小さいうちから「英語は楽しいもの」「英語は身近なもの」などと感じられるようにしてはいかがでしょうか。


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