英会話を習得するための学習ポイントまとめ
日本語と英語では文法や発音などが大きく異なるため、習得するためには基本的に時間を要します。しかし、ポイントを押さえた学習を行えば、英会話の習得がスムーズになることでしょう。今回は知っておきたい英会話学習のポイントを紹介していきます。
そもそも英会話で挫折してしまいがちなのはなぜ?
本来英会話の学習は楽しいものなのですが、途中で挫折してしまうこともあります。その理由として多いのが、子どもが英語を学ぶ動機付けができていない点です。子どもが英語を学習するモチベーションを上げるためには、わかりやすい目標を設定すると良いでしょう。座学ベースで始めるなら「英検を取れたらかっこいい」などで、会話ベースで学ぶなら「海外旅行へ行く」「将来世界で活躍する大人になる」などが適しています。例は何でも構わないので、なぜ英語を勉強するのかを明確に示してあげることが大切です。
英語学習の延長として英会話の勉強も合わせて行っているケースでも、子どもが途中で英会話学習をやめてしまいがちです。英会話は正しい文法や発音で行うことも大切ですが、コミュニケーションが最大の目的といえます。テクニカルなことばかりにとらわれて自ら進んでコミュニケーションをとろうという意識が低くなると、英会話学習の継続は難しくなります。
英語の聞き流しだけをしているなどあまり英会話上達に向かない学習方法を実践している場合も、英会話学習が続かない理由です。英会話では聞くだけではなくこちらからも意見を伝えたり質問したりと、言葉のキャッチボールを行う必要があります。聞き流すだけでは英会話の学習効率が悪くなかなか上達しないため、興味をなくしてしまう恐れがあるので注意が必要です。
英会話の学習をするなら最初にやっておくべきこと
英会話学習で最初に実践すべき学習方法に、文章の最初の3語のみを集中して聞く方法が挙げられます。英語の場合文章の最初に重要なワードが多く含まれているため、この部分をきちんと理解するだけでも英会話が格段に上達していきます。
例えば、「He doesn’t go home.」という文章があった場合、誰が何をしたかあるいはしなかったのかは、最初の3語に含まれています。もし、この部分を聞き逃すと相手のいっている意味がわからず、こちらから返答ができないため会話が成り立ちません。疑問文でも同様に、「Why do you think so?」で始めのWhyを聞き逃すと返答ができず会話が止まってしまいます。
日本語では主語を初めにいう点では英語と似ていますが、述語はたいてい一番後ろにいいます。そのため、英語でも文章の後ろを聞くことに重点を置いてしまいがちです。しかし、英語では重要なワードを手前に持ってくるのが基本で、文章の後ろに来るワードはそれほど重要性を持ちません。したがって、英会話上達への近道は文章の初めを注意深く聞くこととなります。
英会話の学習ポイント
英会話学習を行う際には、特に重視すべきポイントがあります。言語は使用しない期間が長くなるとどんどん忘れていくものなので、英語を話す機会をこまめに作ることが重要です。話す機会を定期的に設け、継続して学習させることで、身につくペースも速くなっていきます。
英会話と知識学習を同時に進めることも大切です。ただし、こちらは年齢によっては逆効果になることもあるので注意してください。小学校高学年などある程度の年齢の場合には文法や熟語などとセットに覚えることは効率的です。しかし、年齢が低いと子どもが混乱し学習効率を下げる恐れがあります。
勉強して欲しいがために、ついたくさんの参考書やCDなどを買い与えてしまいがちですが、学習ツールは厳選するもポイントです。何冊もの参考書を使用するよりも、1冊をじっくり何度も行うことの方が記憶に定着しやすいため、学習効率が上がることでしょう。
英会話が上達する学習の方法は?
カタカナ読みの発音を脱し、アルファベットから発音する勉強をすることも有用です。小さいころに定着した発音は、後から直そうと思っても困難である場合が多くなります。せっかく英会話学習をするのですから、習い始めから本場の発音で学習できるようにしていきましょう。
主語・述語の位置や5W1Hなどの基礎文法を押さえることも英会話上達への近道です。ただし、年齢が低い子どもにはあまり文法に固執しないほうが、学習効率を上げるためには良いでしょう。
声に出して英語を読むことは、複数の感覚を使って英語学習ができるため上達への近道といえます。特にシャドーイングという、ネイティヴの発音を追いながら真似する方法は有効的です。英語はそれぞれの単語にアクセントがあるだけではなく、ひとつの文章にも強弱やリズムが存在します。声に出してネイティヴの発音を真似ることで、発音もリスニングも上達していきます。
ポイントを押さえた学習方法を実施!
子どもの英会話を上達させるためには、いくつかの押さえておきたいポイントがあります。
まずは子どもの年齢や学習レベルに合わせて、最適な学習方法を実践していってください。
子どもが英会話自体を好きになれば、自然と学習効率が上がって英会話が身についていくことでしょう。