【英語教育】幼児英語教育を始める前に知っておきたいこと


実際どうなの?英語の聞き流しは効果があるのか

グローバル化が進む社会では、社会はますます英語力が必要となっていきます。吸収力の高い幼児期の英語教育の需要は高まっていくでしょう。ここでは、英語教育はいつから始めるべきか、方法、メリット・デメリットについて説明します。

幼児英語教育はいつから始めるべき?

幼児英語教育を始めるのに適した時期は0歳から2歳までのあいだです。この時期の子供たちは、どんな音でもすぐに吸収する力があり英語耳が育ちやすいのです。日常的に英語と触れ合うことで、正しい発音やリスニング力を身につけられます。

「早く始めすぎても英語学習の意味が分からないのではないか」と心配する保護者の方もいるでしょう。しかし、生後6カ月の赤ちゃんはすでに外国語の音を学習する能力が備わっています。

6カ月の赤ちゃんはどんな言語を聞いても「母国語」の意識がないので、抵抗なくすんなり受け入れられる脳の構造になっています。0歳から英語教育を行っても決して「早すぎる」とは言えません。

ただし、言語の習得には「臨界期」があります。臨界期を越えると語学の吸収力は遅くなります。つまり、英語学習が遅くなるほど英語の習得は困難になるでしょう。そのため、臨界期を迎える2歳までに子供が英語と慣れ親しむ環境を作ることが重要なのです。

英語って楽しい!と感じさせることが重要

幼児期の英語教育では教材選びに迷う保護者も多いでしょう。しかし、どんな英語教材を使うかよりも「英語を楽しむこと」に重点を置くのが教育のコツです。幼児が英語に触れる時間を楽しいと思ってくれると、英語教育は円滑に行えるでしょう。

たとえば「英語の絵本」です。魅力的なキャラクターが登場する絵本には、幼児も自然と興味を抱いてくれます。また、童話などのよく知られている話の英語版を用意するのも効果的です。

「英語の歌のCD」もおすすめの教材です。幼児の吸収力を持ってすれば、童謡などのシンプルな英語の歌を覚えるのは、それほど難しくありません。ヒアリングやスピーキングの練習を楽しみながら行えるメリットがあります。単調な英語の会話を聴くよりも、幼児の興味を引けるでしょう。

そして「英語のおもちゃ」も教育に利用できます。アルファベットの書かれた積み木、パズルなどで英語との距離を縮めていきます。文字を習得するのにぴったりの教材です。

幼児英語教育のメリットはなに?

幼児英語教育は、成長してから行う英語教育よりもいくつかのメリットがあります。まず、「発音の聞き分けができるようになる」点です。読み書きが得意な大人ですら、英語のヒアリングが苦手な人はいます。幼児期から日常的に英語を聴かせると、自然に英語を耳になじませることが可能です。

「英語を習得するスピードが大人とはけた違い」なのもメリットのひとつです。人間が最も言語を習得するに適した年齢で英語教育を行えば、母国語と同じくらいのスピードで英語を話せるようにもなれます。

そして「外国人に対する偏見や差別を持たなくなる」のも大きなポイントでしょう。幼児期に英語と親しんでおけば、外国人との心理的な距離も縮まります。グローバル化社会、インターネット社会では国境に関係なく他者と触れ合う頻度が増えていきます。どんな人種ともフラットに関係を築く能力は重要です。

いずれも、ある程度の年齢を重ねたら失われてしまうメリットであり、幼児英語教育が見直されている理由です。

幼児英語教育のデメリットはあるの?

幼児英語教育ではデメリットもあります。保護者や教育者はデメリットを念頭に置きながら、幼児の個性にあった教育を心がけるようにしましょう。

たとえば「ダブルリミテッド」は大きな問題になっています。ダブルリミテッドとは、複数の言語を幼児期に勉強した結果として、どの言語の習得も不十分になってしまう現象です。幼児期には気づきにくいダブルリミテッドですが、小学校に上がって本格的な言語教育を受けるようになると遅れが目立つようになっていきます。また、英語教育の時間が子供の負担になるおそれもあります。その結果、英語そのものに苦手意識を抱いてしまう子供もいるのです。英語が嫌いになった子供は、それからの学校教育でも英語学習に消極的な姿勢を見せがちです。

デメリットの対策として、英語に偏らないよう日本語に接する機会も増やしましょう。そして、強制的に言葉を教えるのではなく、嫌がる教材をすぐに変えるなどして子供が楽しめる教育を一緒に探す意識を持つことが肝心です。

まとめ

幼児英語教育は早い段階で英語に触れさせることで、英語をスムーズに習得させる目的があります。しかし、その効果は子供が「楽しむ」からこそ発揮されます。子供が嫌がる教材を使い続けたり過剰な学習時間を押しつけたりしないよう注意しましょう。子供が好きになってくれる英語教育を実践できれば、大人では考えられないほどのスピードで英語を身につけていくはずです。英語を使いこなせる人間は、これからの社会でますます需要が高まっていき、将来の選択肢も増えます。幼児からの英語教育で子供の未来を広げましょう。


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